05.平和のための日韓市民連帯―未来を創る市民の力

05.平和のための日韓市民連帯―未来を創る市民の力

¥ 5,000 - ¥ 25,000
日本は2021年秋に「政治の季節」を迎えたが大きな変化はなく、むしろ新自由主義を高く掲げた勢力が大きく議席を伸ばした。米国バイデン大統領が新自由主義は成果を上げなかったと断言し、緊縮政策から大きな政府へと舵を切ろうとしているのとは真逆な動きになった。さて、韓国は22年前半が政治の季節になる。3月の大統領選挙と6月の統一自治体選挙で、普遍的福祉政策と財閥依存・小さな政府のどちらを選択するかの岐路に立っている。
本講座では、韓国の政治の季節の結果をふりかえりつつ、草の根から社会を支え、政治を変えていった韓国市民の取り組みに学んでいく。日本も同じように直面している問題に、韓国ではどのように向き合っているのか。市民の側から政策を立てていくプロセスを学び、ともに未来を創る日韓市民連帯を築くことをめざす。

2022年7月~11月
原則として月曜日19:00~21:00
●開催形式:オンライン(zoom)
●全8回
●受講料:15,000円〈U25割:5,000円〉
※初めて自由学校連続講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。
※【若者応援!U25割】25歳以下の方は受講料5,000円、入学金免除で受講いただけます。該当する方は、お申し込みの際「U25(25歳以下)」を選択してください。

《申し込み方法》
下記にて【連続講座受講経験】、【一般/25歳以下】をそれぞれ選択し「申し込みリストに追加する」ボタンを押した後、ページ右上のカートアイコンをクリックすると申し込み画面に進みます。

※講座の詳細は、お申し込み・入金まで完了された方に開講日2週間前頃になりましたらご案内いたします。
※当日参加が前提ですが、後日の録画共有も予定しています。ただし、講師の事情等によって録画の一部または全部の共有ができない場合もありますことをあらかじめご了承ください。
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詳細情報

●コーディネーター

白石 孝(PARC 共同代表)

日韓市民交流を進める希望連帯代表、NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長、NPO法人日本ラオス子どもの未来理事長など。ソウル市の革新的自治政策をはじめ韓国の民主政権や自治体が普遍的福祉政策を進めていることを日本に紹介する活動を進めている。主著に『ソウルの市民民主主義―日本の政治を変えるために』(コモンズ 2018)など。キム・イェスル著『写真集 キャンドル革命―政権交代を生んだ韓国の市民民主主義』(コモンズ 2020)日本語版監修・解説。

 

●講座プログラム

※韓国語での講義回には、逐次通訳が入ります。
 

7月11日(月)

大統領選挙と統一自治体選挙を振り返る(1)ジャーナリストから

徐 義東(ソ イドン)(京郷新聞社 企画ディレクター)

民主言論を基調とする日刊紙の元東京支局長が2つの選挙を振り返る。

 

7月25日(月)

大統領選挙と統一自治体選挙を振り返る(2)市民社会から

趙 誠柱(チョ ソンジュ)(市民シンクタンク政治発電所 代表)

進歩派政党(正義党)の市民シンクタンク代表で自治体の労働政策協力官を務めている立場から、2つの選挙後の市民社会を語っていただく。

 

9月5日(月)

福祉政策と市民社会の変革―恩恵から権利の福祉への転換

李 水眞(イ スジン)(ソウル市福祉財団/チャットン推進支援団長)

チャットン(出かけていく福祉)が「生活保護」制度を大きく変えた韓国。では日本の生活保護はどうか。

 

9月11日(日)14:00~16:00

韓国女性文学を日本に紹介するなかで

すんみ(翻訳家)

韓国の若い世代は女性と男性とでフェミニズムへの意識が大きく異なっている。韓国女性文学を日本に紹介することを通して、では日本社会はどうなのかを共に考えたい。

 

9月26日(月)

地域を変える取り組み

魏 聖南(ウィ ソンナム)(社団法人マウル 理事長)

地域を「連帯と分かち合い」の視点から自主的に創りつつある「マウル」運動の実態を、地域で活動している研究者の視点から解説する。

 

10月17日(月)

日本の「おじさん」政治―韓国と日本の社会運動から

梁永山聡子(ヤン・ナガヤマ サトコ・チョンジャ)(立教大学兼任講師/NPOアジア女性資料センター理事)

加害者と被害者の立場の違いをふまえ、市民運動、労働運動、フェミニズムなどの日韓関係を考える。

 

11月7日(月)

鼎談「物言わぬ、怒らない日本の労働者と立ち上がる韓国労働者」

李 正連(東京大学大学院 教授)

藤田和恵(ジャーナリスト)

白石 孝(PARC 共同代表)

非正規労働者がものを言わない、言えない、怒らない日本の労働者を継続取材している筆者と日韓の違い、そしてもの言える日本をめざすための鼎談。

 

 

11月28日(月)

市民が政策を創る

慎 美智(シン ミジ)(参与連帯メディア広報チーム長)

市民が政策を創る、「ソウル市広場条例」「高位公職者犯罪捜査処設置法」などを事例にして報告いただく。

 

★オプション企画(予定):

「韓国自然料理を作って食べよう!」

講師:張 琴順(チャン クムスン)(韓国料理コーディネーター)

会費:4,000円(予定)

※コロナの状況を見て可能であれば開催します。詳細が決まりましたら、PARC自由学校ウェブサイトや本講座内でご案内します。