• 05.データの力で社会を動かす! 

    市民による社会調査力アップ入門講座

    ●全10回 ●受講料:24,000円

  • 05データの力で社会を動かす! 市民による社会調査力アップ入門講座

    05データの力で社会を動かす! 市民による社会調査力アップ入門講座

    ¥ 24,000 - ¥ 34,000
    「なにかおかしい」と思うことがあるのに、よくわからない。そんな疑問を解決するためにはデータを集め分析する「調査」が有効です。データを分析・読解すれば社会課題に気づくことができます。市民の目線とアイデアで、社会を捉え直してみませんか。
    選択する
    数量
    近日公開
  • 「なにかおかしい」と思うことがあるのに、よくわからない。ニュースは伝えてくれない…とモヤモヤを抱えることはないでしょうか。そうした疑問を解決するために、データを集め、分析する手法が「調査」です。調査はプロや専門家にしかできないものではありません。ひと昔まえに比べて私たち市民が得られるデータは格段に増え、ハードルも下がっています。入手したデータを分析・読解し、課題を明らかにすることで、社会の課題に気づくことができます。市民の目線とアイディアで調査を行い、社会を捉え直すことの驚きと喜びを体感してみませんか。

    ●2025年7月~10月 ●木曜日19:00~21:00 ●全10回

    定員:15名

    開催形式:対面(PARC自由学校教室)またはオンライン(zoom)の選択制

    ※[実践]の回では、データ分析などに取り組みますので、対面参加をお勧めします。

    ※受講方法を適宜切り替えていただくことが可能です(本講座はお申込み時に参加形式を選択する必要はありません)。

    【講座アーカイブ配信・配布資料の閲覧サービスについて】

    当日参加を推奨しますが、講座終了後、講義内容の録画の視聴および配布資料について、インターネットでご覧いただくことができます(受講生限定公開。原則、2025年度内に限る)。復習や欠席された際にぜひご活用ください。ただし、講師の事情ならびに運営上の都合等によって録画および配布資料の一部または全部の共有ができない場合もあります。予めご了承ください。

    ●受講料:24,000円

    ※初めて自由学校連続講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります

    ●申し込み方法

    上記の「選択する【受講料および入学金】」から該当するものを選択し「申し込む」ボタンを押すと申し込み画面に進みます。

    ※講座の詳細は、お申し込み・入金まで完了された方に開講日2週間前頃になりましたらご案内いたします。

  • broken image

    ●コーディネーター:高木恒一(立教大学社会学部教授/PARC理事

    専門は都市社会学。都市政策や都市の市民・住民運動について研究する一方、共生社会研究センターの運営にも携わる。主著に『都市住宅政策と社会―空間構造:東京圏を事例として』(立教大学出版会 2012)。


    broken image

    ●コーディネーター:永田浩三(武蔵大学社会学部教授/ジャーナリスト) ※第6~10回担当

    1977年NHK入社、ディレクターとして教養・ドキュメンタリー番組を担当。プロデューサーとして『クローズアップ現代』『NHKスペシャル』『ETV2001』等を制作。2009年から武蔵大学社会学部教授。著書に『原爆と俳句』(大月書店 2024)。


  • ●プログラム

  • broken image

    7/17(木)[イントロダクション]

    市民の手で、社会を調べよう!

    高木恒一(立教大学社会学部教授/PARC理事)

    歴史をふりかえると、市民の調査が社会の諸問題を告発し、解決につながった例はたくさんあります。初回では、PARCの調査研究をはじめとした事例を紹介しつつ、市民による調査の意義と可能性を考えます。

    【参考文献】宮内泰介・上田昌文『実践 自分で調べる技術』岩波新書 2020

  • broken image

    私の税金はどう使われているの? 自治体財務分析を市民の手で

    ゲスト講師 野中郁江(明治大学名誉教授)

    ●主著:編著『ゆたかな財政の活用で取り戻そう!私たちの東京』旬報社 2024/『私立大学の財政分析ハンドブック』大月書店 2020

    ●参考文献:武田公子『データベースで読み解く自治体財政―地方財政状況調査DBの活用』自治体研究社 2018、野中郁江「東京都の財政分析からわかること――2023年度まで(仮)』」『月刊東京』東京自治問題研究所、2025年4月号、5月号(発刊予定)

    7/24(木)[講義]

    暮らしに身近な自治体。その財務資料には公開されているものもあります。会計学の専門家である野中さんとともに、おカネの流れを読み解き、自治問題を考える手法を学びます。

    8/7(木)[実践]

    [実践]の回では前回の[講義]で学んだ手法を活用・実践します。自治体の財務情報を実際に分析してみましょう。私たちの税金の使い方は、納得できるものでしょうか?

  • broken image

    あなたのまちの課題を見える化! 地図を使って地域を読み解く

    ゲスト講師 浅川達人(早稲田大学人間科学学術院教授)

    ●主著:『都市を観る 社会地図で可視化した都市社会の構造』春風社 2022/『格差社会と都市空間 東京圏の社会地図1990-2010』鹿島出版会 2020

    ●参考文献:河端瑞貴編著『事例で学ぶ 経済・政策分析のためのGIS入門』古今書院 2022、中島円『その問題、デジタル地図が解決します――はじめてのGIS』ペレ出版 2021

    8/21(木)[講義]

    近年は政府統計のオープン化が進み、比較的容易に統計データを入手できるようになりました。この回では、政府統計データ等を入手して、フリーソフト(QGIS)を活用して課題を可視化・地図化をする基本的な考え方と技法を学びます。

    8/28(木)[実践]

    地域間格差をテーマに、実際に政府統計データ等を利用して社会地図をつくってみましょう。新たな発見があるかも?

  • broken image

    公開資料から読み解く政治とカネ 政治家の「サイフ」の中身は

    ゲスト講師 笹川神由(しんぶん赤旗日曜版編集部記者)
    ●参考文献:しんぶん赤旗日曜版編集部『「桜を見る会」疑惑 赤旗スクープは、こうして生まれた!』新日本出版社 2020、『実録・自民裏金取材 「赤旗」が暴いた闇』新日本出版社 2025

    9/18(木)[講義]

    「桜を見る会」を巡る疑惑や「裏金問題」をスクープした「赤旗」。政界を揺るがし、自公の過半数割れを引き起こすまでのスクープは、どうやって実現できたのか? 記者の一人である笹川さんの取材経験から、地道な調査の実際をお伺いします。

    10/2(木)[実践]

    笹川さんとともに、実際の政治資金収支報告書を読み解いてみましょう。お金の出入りを突き合わせていくと、何がわかるのか?

  • broken image

    行政はどんな情報を隠しているの? 情報公開制度を活用する

    ゲスト講師 添田孝史(科学ジャーナリスト)

    ●主著:『東電原発事故 10年で明らかになったこと』平凡社新書 2021/『原発と大津波 警告を葬った人々』岩波新書 2014

    ●参考文献:日下部聡編『記者のための情報公開制度活用ハンドブック』新聞通信調査会 2024、瀬畑源『公文書を使う 公文書管理制度と歴史研究』青弓社 2011

    10/9(木)[講義]

    東電福島原発事故の国会事故調査委員会で協力調査員を務めた後、情報公開制度を使って事故原因を探り続けている講師の経験をうかがい、行政情報を入手し分析する実際を学びます。

    10/16(木)[実践]

    添田さんとともに、情報公開制度で入手された行政情報を読み解いてみましょう。

  • broken image

    10/30(木)[まとめ]

    調査の成果を活用するために

    高木恒一(立教大学社会学部教授/PARC理事)

    永田浩三(武蔵大学社会学部教授/ジャーナリスト)

    最終回では、これまでの学びを活かし、調べたいテーマについて各自で調査した成果を持ち寄り、発表します。社会的データを使いこなすことで、どんな可能性が開けるでしょうか?